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NANCY AJRAM
Live at the Jerash Festival 2004
EMI 0946 310348 9 3
きっかけは、とある記事。
【食の政治学】コーラ戦争 2大資本の中、気を吐くイスラム系
(引用元)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/middleeast/061204/mda061204001.htm
アラブ圏のコーラのお話なのですが、記事に拠れば
“コカ・コーラは、PRにレバノン人の人気女性歌手、ナンシー・アジュラム(キリスト教徒)を起用。カイロの街頭では今日も、大看板の中からナンシーが甘い笑顔で誘惑してくる。”
Nancy Ajramといえば21世紀のアラブのトップアイドル。ここ2年ほど仕事で頻繁に利用しているドーハの空港で適当に買ったものに彼女のCD
"Ah w Noss"も混じっていたのですが、当時は彼女がそんなビッグネームであるとは露知らず「八代亜紀みたいな顔だけど結構聴けるなあ」という程度の印象で、忘れかけてました。
で上記記事読んで興味が沸々。「
クリスチャンでコカコーラってどんなん?」という、まあ興味の持ち方としては邪道と言うか。で「ジャケ写スゴイけどアラブの歌手ってルックス関係ないのか」というゲスな興味も相俟って、幾つかのBlog/Web等を調べているうちにヴィデオ・クリップ、はけーん。
"Ah w Noss"
思わず立て続けに3回見てしまったのですが、
1回目:なんだこのブリブリおんな。顔、ジャケと違うじゃん。もう一回見よう。
2回目:かーいい!えろい!洗濯バサミ!(ヴィデオ↑参照)
3回目:ぬ~、あらがえん。もっと(汗)。
エエ年こいたオサーンがすっかりメロメロ。僅かに残ってた「俺って、ちょっと硬派目リスナー」などというショぼい自負心のかけらもコッパ微塵。しまいにゃ
「はびび あっらぶ♪」なんて一緒に歌ってる有様。このエロカワっぷり、倖田何某さんもフっ飛びます(笑)。
そんなNancyについては日本語でも幾つも良質なWeb、Blogがありますので詳しくは検索してくださいな。
因みに網羅的情報に於いてはWikipediaが手っ取り早いです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Nancy_Ajram
で、すっかりいてこまされた私がドーハ滞在中、数少ないCDショップに寄るチャンスにてゲトしたのがこのDVD。2004年のヨルダン公演の模様が収録されています。セットリストは以下の通り、ヒットソングてんこ盛り。
1.Sana Wara Sana
2.Yay
3.Oul Tani Keda
4.Sheel Oyounak
5.Akhasmak Ah
6.Lawn Oyounak
7.Baddalaa Aleyk
8.Ya Wed Yetqil
9.Ya Salam
10.Ah w Noss
全体的には日本の「70年代の歌謡ショー」といった雰囲気と、必ずしも良好ではない音響故、曲をじっくり聴く類ではないですが、「生で動くNancy」がこのDVDの最大の役得なので、そのあたりは敢えて言うまでも無いでしょう。ただ音楽的にそれなりに面白い部分もあります。CDでは打ち込み中心ですが、ライヴとなると大編成オケによる人力演奏になっていて、これが結構興味深い。電気楽器・西洋楽器にダルブッカ、ネイ、カーヌーン等、お馴染みのアラブの楽器群も加わっていてスタジオ版とはまったく違う印象。特にカーヌーンのきらびやかな音色はモダナイズされたスタジオヴァージョンの曲をより「アラブ歌謡」たらしめているように感じます。
因みに映像作品としては結構ラフ。シーンの選別がなされておらず、生中継をそのまま焼き付けちゃった感じ。なので舞台裏の「不機嫌そうなNancy」など無防備な絵も拝めるという点ではハードコアなナンシー・ファン向けかもしれません。
因みにこれ、
Youtubeにもアップされちゃっているので(笑)、気になる方はまずそちらを御覧になっては如何。
オフィシャルサイトよりナイス
↓↓↓
NANCY AJRAM CLUB
http://www.nancyajramclub.com/
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