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ARIESTA BIRAWA GROUP

2007. . 28
ARIESTA BIRAWA GROUP
Vol.1

Shadoks Music 051

♪Sejak lama, kupunya tetangga, anaknya rajin, nama nya Si Ompong…,
♪昔っからのお隣さん 真面目なやつで 名前は「歯抜け」・・・

サンタナ風の渋いラテンロックが始まるかと思いきや、いきなりこんな歌が(笑

レアモノとして有名なこの作品、実はあまり興味なかったんです。ただ色々調べてみると、昨年9月のCD再発で入手が容易になったこと、人脈的に気になる記述もWeb上にあること、更にはmixiでコミュまであることなどから、取りあえずは「資料」のつもりで購入してみました。

で、人脈・資料的価値の面白さはおいといて、まずはざっと聴いての最初の印象。「想定内」とは言え、なかなか良い出来と思います。1975年以前のインドネシア・ロックは殆ど聴いたことが無いのですが、少なくとも幾つか聴いた75年以降の作品と比較しても遜色は無いし、当時のやむを得ぬ傾向として幾つか歌謡曲チックな曲が混ざるにしても、バランスが良いので違和感が無い。
曲は少しへヴィーなアートロック風が多いのですが、ヴォーカルだけはやたらと呑気。その辺りのミスマッチが面白い。単純に「素朴で垢抜けない」というだけではなく、全体的にみょ~な雰囲気が漂っているのも事実で、その微妙さ加減がこの作品の魅力なんだと思います。これはおそらくジャケットのイメージとの相乗効果もあるでしょうが、歌詞もかなり脱力系でボヨヨンな雰囲気が漂うのもさもアリなん(笑)。
冒頭にも少し書いたように「歯抜けの野菜売り」の歌から始まって、実直なバラードに変なシンセと「ラーガ奏法!」みたいなギターが絡むM2、クリームみたいで単純にかっこいいM3。かと思えばM4,M6,M8,M11は「まんま」当時のインドネシアGS歌謡ながら何気にM6M8のドラムはマイケル・ジャイルズ風だったりとか。他にもエレピが大野克夫なM5,M7、完璧なクロンチョン!(笑)のM9、で締めのM12がパチモン・サイケ、とかなり美味しいです。
派手さは無いのですが、アルバム全体の統一感や水準以上の演奏スキルも相俟ってそれなりに完成度の高い作品となっています。単に「レア」と言うだけでなく、そのあたりもコレクターの間で珍重された理由でしょう。

次、資料・人脈と言う点からのこのグループについてですが、はじめにお断りしておくと、実は少し前までネットにあった参考URLが、いくらググっても当たらなくなってしまいました(大汗)。で以下は記憶に基づくものです。
・・・え~、少なくともグループを構成する3人のメンバーについては何となく判りました。まずヴォーカリストはMus Mulyadiらしい(*注1)。ロック歌手というよりは寧ろクロンチョン歌手として名声を得ている人。ただロックやポップスをまたぐ活動もしているようで、1960年代から活躍するGS/ガレージのFavorite Groupの2代目ヴォーカリストもつとめています。現在もクロンチョンの分野では活躍中。これでM9の謎が解けますし、ヴォーカルがゆるゆるなのもこの人ゆえでしょう(笑)。
インドネシアにおいても60年代末期から70年代初頭にかけては色々なジャンルの人たちがロックの分野に雪崩れ込んでいた。時代の空気がそうさせたのでしょう。上記のMus Mulyadiもそうですが、これには多くのジャズ・ミュージシャンも含まれます。 まさにここに絡むのがOedin(Udin) Syach。Embong RahardjoやMaryonoと並ぶインドネシアの代表的サックス奏者でNorth Sea Jazz Festivalにも2度出演しています。で、このUdin Syach,サックス奏者ながら、ギターの腕前も卓越。又既にCDを手にされた方なら判るように、このAriesta Birawaにおいて大半の曲を書いています。
そしてドラマー。裏ジャケにJeffry Zaenalなる表記がありますが、これはどうもSyech Abidinのようです。Syech Abidinといえば当時の高名なハードロックバンドAKA~後のSASのメンバーであり、インドネシア・ロック・シーンのトップドラマーとして確たる地位を築いた人。どうりで演奏がしっかりしているはずです。

でもどういう経緯でこのバンドが出てきたのかはさっぱり判らず、その辺りはまた調べがついてから報告します。上記情報の根拠となるURLも含めて。

・・・あー、ほんと何処いっちゃったんだろURL(泣)。

P.S.他、色々と情報お持ちの方、誤りのご指摘等、ご遠慮なく書き込みお願いします~。

(3月3日付のエントリーで補足しました)

*注1:最終的にこのアルバムにはMus Mulyadiは参加していないことが判明。Ariest Birawa自体、その活動は2期に分かれており、このアルバムは2期目の作品のようです。詳細はMixiのAriesta Birawaコミュに書きました。

⇒AMAZONで試聴
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