スポンサーサイト

--. . --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SIMAK DIALOG "Patahan"

2006. . 28
こちらも待望の新作。少なくとも「プログレッシヴ・ミュージック」と言う観点からすれば、Simak Dialogが楽曲の質・傾向・演奏力等などに於いて、Discusと双璧であるという個人的評価は揺るぎません。前作"Trance/Mission"(2002)についてもホントくどいほどに激賞してはみたものの、 いかにもな「インドネシア風エキゾチシズム」に欠けるせいか、中々知名度が上がらないのはどうしたものか(笑)。 Discusがモダン・プログレの典型であるとすれば、こちらはジャズ・サイドからの「プログレ的アプローチ」の 極めて良質なサンプルとして評価されてしかるべきと思うのですが・・・。

Trance/Mission発表後のSimak Dialogはずっとドラムレスの形でライヴを行っており、やはりArie Ayunirという 最良のパートナーの欠落を埋めるものは居ない、という決意表明にも思えます。 エレクトリック・ジャズのプロジェクトTrioscapeではドラムにAksan Sjumanを迎えていますが、Simak Dialog への加入はなされていません。同じArieがドラムを務めていたPotretではAksanがArieの後釜を務めていますが Simak DialogにおいてはRiza ArshadのArieへのこだわりが強いのか、あるいは「友人」としてポジションを彼の為に空け続けているのか。 新作"Patahan"も結果としてドラムレスで製作されていますが、二人のパーカッショニストの参加でリズム面の不安は全く無いばかりか、所謂「ドラム・キット」を用いた演奏と違った程よい緊張感を出すのに成功しています。


***

    SIMAK DIALOG
    "Patahan"
    Ragadi Music 番号無
    アホかと思われるかもしれないが、酒を飲みながら1曲目を聴いていたら思わず落涙してしまった。 正直そのドラマティックなメロディーは聴く者の感情を揺さ振らずにはおかないほど強力。 安易な泣きメロを毛嫌いしている私がそんな気分にさせられるのだから、間違いありません(笑)。
    ・・・というか、その手のモノが好きな方が聴いたらどんな感想を抱かれるのか興味津々。 スリリングなインタープレイ、UBIETのヴォーカリゼーション、ヘンリーカウもどきのダークなインプロ、 シンフォニック・プログレみたいな構築美。そしてなんといっても美の極限ともいえるそのメロディー。ジャケットのイメージそのままの胸をかきむしられる様な陶酔感。 乱暴な言い方だが、インドネシアジャズプログレ、そして広義のコンテポラリーミュージックを語る のであればRiza Arshad/Simak Dialogの作品を避けて通る事はできない。
    全編ライヴレコーディング。全て10分以上の気合の入りまくりの演奏。前作Trance/Missionを遥かに 凌ぐ力作。特にラストに納められた約20分に及ぶ"Kain Sigli"は必聴。詩の朗読からラテン、民謡、アグレシッヴなインプロ、そしてエキセントリックなUBIETのヴォーカリゼーションによる混乱の頂点と一転して全てを包み込む叙情によるカタルシス。圧巻の一言に尽きる。
    ギターには出戻りTohpati、ベースはKrisdayantiの来日にも同行したAdhitya、そして二人のパーカッショニストはEndang RamadanとEmy Tata。ゲストにUBIET。 幸いにもサウンドサンプルは比較的容易に聴けるのでまずは聴いてみてください。
    ⇒CD Babyで試聴
    ⇒前作Trance/Mission試聴
    ◆ジェラールさんも絶賛(Trance/Mission:中段)
    ◆拙WEB内駄文 (14 Sept.2002)

"Simak Dialog" Official Web Site http://www.simakdialog.net/

(追記) 8月13日付のエントリーで蛇足を追加しました。
「再びSimak Dialog~Kain Sigliについて~」
http://ganqtan.blog4.fc2.com/blog-entry-45.html


更に追記。訂正です。4月18日のエントリーで全曲新作と書きましたが、トップの"One Has to Be"は2ndのBaurに収録されています。
関連記事
スポンサーサイト

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://ganqtan.blog4.fc2.com/tb.php/40-906153ff
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。