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"Janji Joni"とIndonesian Indies(5)

2006. . 21
さていよいよAKSARA・RECORDSの話題に入ることとしましょう。

ダフィッド・タリガンが実際にジャカルタのシーンを「発見」したのは2002年の後半。「現在進行形のシーンを見て記録に残らなかった80年代後半や90年代後半の伝説のシーンを思い起こさずには居れなかった」タリガンは目の前で起こっていることを記録しようと考えます。

一方独自なノウハウでインドネシアでは商売には成り難い書籍販売を 順調に進めていた新興書店「AKSARA BOOK STORE」(*注:リンク先激重)
若者の町Kemangエリアやジャカルタ中心部のPLAZA INDONESIA内に店舗を持つ同書店は 一般書籍は勿論、豊富且つ洗練された洋書の在庫を誇り、現在ではハイセンスな生活スタイルを 提唱するLIFE STYLE STOREを展開するに至っています。(記事1)(記事2)
事の経緯は判らないのですが、ニッチな文化を高感度な受け手に発信するという点において、こうした両者の思惑が一致したことは想像に難くありません。
Aksara Book Storeの子会社として発足したAksara Records は2004年、コンピレーション•アルバム 「JKT:SKRG」 をその第一段としてリリースします。大手レーベルのマーケティング・システムに組せず、あくまでミュージシャンのクリエイティヴィティーを貫いたスタイルはインドネシアの新たな潮流として米国やカナダのラヂオ・ステーションでも採り上げられました。

***

    V.A. “JKT: SKRG” Aksara Aks001
    タイトルは"Jakarta Sekarang"=Jakarta Nowの略語。様々なスタイルを持つインディーバンド11組をコンパイルしたお特用盤。全体的にはパンク~ニューウェイヴ的な 色合いが濃い。70年代末期~80年代初頭のブリットロックをリアルタイムで経験したヒトにはある意味懐かしく聴こえる かも。その意味では近年のニューウェイヴ・リヴァイバルにリアルタイムでシンクロしているとも言え、益々エリア毎の情報格差が無くなってきている事を如実に感じさせる。収録曲の一部はそのままJanji JoniのOSTでも使用されているが、曲順に難があり単調に聞こえてしまうのが惜しい。独自性の弱さや粗削りな音づくりも否めず、手放しで褒められる作品ではないのだが、何にせよこれが全ての始まり。
***


上記を皮切りにAksara Recordsは次々と作品をリリースしてゆきます。 パワーポップ寄りのTHE ADAMS (⇒Myspace)、80年代風へなちょこエレポップのGOOD NIGHT ELECTRIC(⇒Myspace)、サイケデリック+AOR+レトロのSORE等。
ピンで出てきたこれらのバンドは"JKT:SKRG"の単調さとは裏腹に目の醒める ような個性の持ち主ばかりです。

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    SORE "Centralismo" Aksara Aks004
    サイケデリックからレトロ•ポップまで目を見張るような楽曲が並ぶ。中期ビートルズ、いや、むしろSOFT MACHINEのVolume2MANFRED MANN・CHAPTER3、 更に最初期のPINK FLOYD辺りに近い感触か。あるいはKoes PlusのノスタルジアからAL JarreauSteely Dan的AORに至る雑多な音楽イディオムのエクレクティズム。一部演奏の乱れが気になるが一筋縄では行かないひねくれたポップ•センスはそれを差し引いても十分驚嘆に値する。凝ったコロニアル風の紙ジャケットも雰囲気を醸し出していて非常に良い。LAINのBembi Gustiがドラマーとして参加。私はかな~り「KO」されました。超お奨め盤。必聴
    http://www.equinoxdmd.com/sore/default.html

    *EquinoxDMDのPodcating Episode1にてSoreのメインソングライターAde Palohのインタヴュー、アルバムのシングルヒット”Somos Libre”、更にはジャカルタインディーズシーンの概略を聞くことが出来ます。英語によるインタヴューですのでインドネシア語が判らない方も是非トライしてみてください。
    で、更にYoutube "Somos Libres"

***




続く~。
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