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"Janji Joni"とIndonesian Indies(1)

2005. . 25
janji-joni-vcd.jpg映画"Ada apa dengan cinta?"でデビュー、その後数々の映画で主演を勝ち取るなど大ブレイクした俳優Nicholas Saputra。その彼主演のポップな青春映画「Janji Joni」はサウンドトラックの殆ど全てがジャカルタ周辺のインディーズ・バンドによって手がけられてた事でも話題になりました。
所謂「今日」のインディーズ的な動きは90年代後半のバンドゥンから始まった、と考えるのが通説ですが、散発的に良質なミュージシャンが メジャーグラウンドに出ているとは言え、明白な形で纏った潮流になってきたのはココ2~3年ではないかと思います(議論の余地ありそうですが)。「OST:Janji Joni」はまさにその纏った形を提示した上で、商業的にも成功した初めての例でしょう。
バンド単体ならば直近ではMOCCA(←注:リンク先現在開きませんません)という既に怪物級の成功を収めてるバンドは居る訳ですが、MOCCAのようなバンドの登場は決して突然変異ではなく、今までのインディーズ・シーンのミュージシャンが着々とした積み上げて きた下地があってこそでしょうね。この辺りの事情は既にこちら (http://www.apple-crumble.com/column/19/19_19.html) に詳しく述べられていますが、私なりにも少しばかり書いてみようかと思います。 在住時はシーンが存在している事すらわからなかったし、後追い知識+当時の記憶なので極めて断片的ですが・・・。

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で、今回は伏線みたいなものから。

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90年代後半のインドネシアインディーズと言えば主に二つの潮流があると思われます。まずはハードコア/メタル系の流れ。特に自主レーベルROTORCORPを創設したKrisna J. Sadrach率いるSUCKERHEADはデス・メタルバンドとしてメジャーでヒットを飛ばした代表例と言えるでしょう。私自身がネットを始めた97年当時「Indonesia」「Undeground」「Indies」等の単語で検索すると出てくるのはその手のバンドばかりだった覚えがあります。

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    suckerhead-94.jpgSUCKER HEAD "The Head Sucker"AQM20-4
    1994年作。ストレートで非常に乾いた作風が印象的。メジャーのAquariusから作品を出しているがKrisnaはバンドROTORのIrvanとRotor Corpを設立、"Metalik Klinik","Guitar Klinik"等のインディーズコンピをリリース。現在もメタル系のミュージシャンズネットワークの中心人物として活躍中。

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もうひとつは所謂ネオアコ(ギターポップ)/グランジ系の音で先駆者 Pure Saturday や Cherry Bomb Shell らが代表格のようです。Pure Saturdayは1995年に既にヒットを飛ばしているようですが、コレは私、知りませんでした。CherryBomb Shellはテレビでの露出度も非常に高くメジャーでそれなりの成功を収めました。盛んに流されたVideo Clipは1997年9月度の月間トップヴィデオに輝いたり。 ただこうした突出した動きは憶えている限りでは表舞台では続かなかったように思います。恐らく本来の「インディ」ベースの活動に戻って行ったのでしょう。もしかしたらそれが良い意味でコマーシャリズムの介入を遠ざけたのかも知れません。地道にネットワークや高感度のファン層を広げていったのかも。
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    cbs-luka.jpgCHERRY BOMB SHELL "Luka Yang Dalam" Bulletin BUI0290700
    2000年にリリースされた2nd。ポジティヴ・パンク的なエレクトリックサイドとアコースティック・サイドが折半。アコースティックサイドの方がイイ感じかも。このバンドが出てきた時のインパクトは相当のモノだった憶えがある。メジャーでの成功はもしかしたらメンバーのルックスによるところもかなり大きいかも。ヴォーカリストのWidiはかなり可愛いし。

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何れにせよ、96~97年ごろはポップインドネシアの変革期にあったように思います。それまで大手を振っていたマレー的な「スローロック」は凋落傾向にあり、メジャーなアーティスト達も非常に洗練された音を作るようになって行きました。特にこの時期登場したPOTRET/Melly Goeslawは今更述べるまでもないでしょう。カーディガンズ等、スウェディッシュ・ポップからの多大な影響(一部パクリ(笑))や大胆な歌詞等は、ある意味リスナーの底上げをももたらし、その意味で一般リスナーのインディーズ音楽に対する親和性を促したと言えるかもしれません。
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    potret-1.jpgPOTRET "Potret" APC AQM36-2
    今や泣く子も黙るウルトラ・メジャーに成長してしまったPOTRETの96年のデヴュー作。ポップさ、引用のセンスの良さ等など、既に完成の域に達しているばかりか、後のインディーズ・バンドが取り入れる要素もふんだんに盛り込んだ上でキャッチーなポップ・ミュージックとして成立させている。Mellyのソングライターとしての才能もさることながら、Anto Hoed、Arie Ayunirというジャズ畑の凄腕が関わっている事もコレだけの作品を生み出させた大きな要因と思う。
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(続く!!)
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