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KUA ETNIKA "Nusa Swara"

2011. . 28

KUA ETNIKA
"Nusa Swara"
Kua Etnika Recording/Demajors

1995年の結成以来、コラボアルバムを含め4作を発表しているKua Etnikaの5作目(多分)。ガムランを主体とした伝統音楽の立場から、ポップやジャズのフォーマットを取り込んで、あくまでコンテンポラリーな伝統音楽を生み出そうとする姿勢は一貫しています。しかし作品として出てくるものは必ずしも面白いモノにはならなかったのも事実。 で、今作もあまり期待せずに聴いてみたのですが、・・・良い意味で期待はずれ。これは良作。
大昔のエントリで書いた90年代の初期2作「Nang Ning Nong Orkes Sumpeg」「Ritus Swara」等は雑多な音楽を取り込みながらも中途半端なお行儀良さが故に、どうにも印象に残らない中庸な印象が払拭できず。なんというか悪い意味での優等生的な感性が、中心人物であるDjaduk Feriantoの持ち味かとも思っていたのですが、この印象ががらっと変わったのがドイツのPata Mastersとの共演作「PATA JAWA」(⇒Amazon MP3)。 この作品におけるPATA MASTERSのアヴァン・ジャズとKua Etnikaの上品な猥雑さの融合は奇跡的とも言える完成度をもたらしました。ただその内容が故に、小難しい印象も含め聴き手を選ぶ作品というか(つか、すんげえカッコいいんですけどね)。
で、今作。あまり期待しなかったのは前作のPATA MASTERS効果が頭にあったからで、グループ単体だとどうよ、という偏見は如何ともし難かった。一方でTrie "ニャニャニャ" Utamiという最終兵器クラスのメンバーの正式加入もあったわけで、これは逆に強力なフック!

・・・すんません、前置き長すぎますね(汗)。

で、どうなってるかというと、正直スタイル自体に大きな変化はなし。気負いも無し。モダンポップ化も益々進行中。ただその全てが絶妙なバランスで共存していて、聴く側を全く飽きさせない。伝統音楽の現代ポップ化を理想的な形で実現している、と言ったら言い過ぎかもしれないけれど、ここは敢えて自重せずw。
その意味では、ガムラン等の伝統音楽のフォーマットの導入でロックやジャズのメタ化を図っているTohpati Ethnomission、あるいは嘗てのKrakatau等とは真逆の姿勢とも言え、同じ様なものを期待された場合、失望される恐れもあります。 しかしこの作品の本当の良さは、伝統音楽を異化のツールとして取り込んでいる前述2バンドとは似ているようで全く別。こちらは伝統音楽が本来の姿勢を崩さずに、現代ポップを抱き込んでいるという感じ。逆にエッジの立った音を聴きたいのならむしろ「PATA JAWA」は結構おすすめ。・・・にしても、この作品の最大の成功要因はやはりTrie Utamiが華を添えていることかもしれませんね。

一聴は、百読にしかず。

"MATA HARI"


"CILIK" マエストロ的手技のネタ展開。CD未収録。


上記以外にもつべに動画沢山上がってますよ。

KUA ETNIKA
http://www.kuaetnika.com/


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