スポンサーサイト

--. . --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

MAGMA 来日公演

2005. . 19
既に多くのプログレ系WEB/BLOGなどで取り上げられていると思いますが、フランス最強のジャズ・ロック・グループMAGMAが3度目 の来日公演を敢行しました。70年代初頭から活動しながらもインターナショナルな成功には結びつかず、同時期に活動した英米の所謂「大物グループ」が「秀逸」な「セルフ・コピー」バンドと化していく中、90年代以降に漸く正当な評価を得るようになったのは、楽曲の秀逸さと演奏に対する極めて真摯な姿勢に拠るところが大きいと思います。もとい、彼らの場合、そのボルテージは全く落ちることも無く、ライヴ演奏においてはスタジオで作り上げられた楽曲を何倍にもパワーアップして演奏できるのですから、単なる「伝説の過去のバンド」にはなりようもありません。むしろ歴史はあるけれども、今尚「旬」であり続ける彼らはある程度「新しいバンド」と捉えられている、と考えるのもハズレではない気もします。

さて。


■第1日目@O-East
初来日時と同じ会場のO-East。ご存知ラブホ街のど真ん中ながら今更ラブホとはご縁のありようもないハード・コア・ヲタなオッサン達大集合!・・と思ったら結構若い方や女性陣もおられて日本の将来バラ色。
つまらん事はさておき(笑)、今回の日本公演は2日で1セットの構成で、東京初日はMAGMA全員によるアンサンブルを主体とするセット。セットリストは色んな情報を総合すると以下。
①Emehenteht-re
②Rinde
③Emehenteht-re
④Hhai
⑤Zombies
  (以上メドレー)
⑥Kohntarkosz Anteria(K.A)
-------------
⑦Kobaia(アンコール)

実は一番興味深かったのが⑥の"Kobaia"。 スタジオ原曲に近い(?)グシャっとした演奏で なんだか最もマグマらしさを感じました。
しかし、昨年発表されたばかりの⑤"K・A"の凄まじさは形容の仕様もないほどでした。スタヂオ版では比較的精緻に作られた感もありますが、約50分にわたる演奏はひたすら右肩上がりに増してゆくエネルギーの奔流であり、オーディエンスの興奮も最高潮に達していました。恐らく当人達も現行マグマの曲として気合の入り方が違うのではないかと思います。
ステージ上で特に印象に残ったのは当該作から加入したヴォーカリストのHimiko Paganotti。Antoine Paganotti同様、日本人のハーフという点でもつい声援を送りたくなりますが、それを差し引いても、瑞々しい声質と幅広い音域はMAGMAミュージックの新たな要として欠かせないものとなりそうです。

■第2日目@Club Quattro
この日のプログラムはマグマ・ミュージックのエッセンスとしての「声」と「リズム」をわけて演ずる試み。
セットリストは以下。
①Theusz Hamtaak Trilogie
②Hhai
(ココまでがヴォーカル編)
③Kohntarkosz
④SoiSoi~KMX
(ココまでインスト編)
-------------
⑤Untiltle'd Ballade(アンコール)
①②はピアノ伴奏のみによるヴォーカルクインテットですが、各人の歌唱力もさることながら、コバイア語自体が非常にリズミカルな言葉として作られており、リズムセクションを加えた演奏に勝るとも劣らない厚みとドライヴ感を感じさせるもの。むしろエッセンスの抽出により改めて曲の凄さを実感させられた感もあります。
③Khontarkoszは"Live"とほぼ同様のアレンジ。曲としての新鮮味はないにしても、演奏の充実度、・・・というよりも気合の入り方が半端ではなく、相当数の人たちが魂をもっていかれ、あるいは半狂乱に近いノリとなっていました。特に終盤のたたみかけに抗えるヒト、果たして居たのでしょうか? 時に「怪しい宗教団体」的な形容もされることがある彼らですが、感情と理性を根底から揺るがす彼らの演奏と楽曲にそんな陳腐な形容詞を与えられてしまうのは止むを得ないかとも思います。
④は怪物ベーシストJanick Top在籍時のヘヴィーなインスト・ナンバーで、正式なレコーディングはされていませんが、当時の壮絶な演奏はマニアの間では既に伝説と化しています。現行編成のベーシストとして益々力をつけているPhilippe Besonnetteによる超重量級の爆音演奏は先達の伝説を灰燼に帰すほどに強力でした。

確かに演奏する側も聴く側も精神力の限界のに挑戦するような前回の日本公演に比べると、ヴォリューム的には若干軽かった、とも言えますが、この内容だったら文句のつけようもありません。終演後、場内照明が付いても尚鳴り止まなかった熱狂的な拍手こそが今回の公演の素晴らしさを物語っていると思います。

Magmaはこの後いよいよ未発表曲の"Emehenteht-re"のレコーディングを始めるようです。新たなレパートリーを増やして又元気な姿を見せて欲しいと思います。


尚、今回のレポートはいっしーさんtacarinさんののBLOGにも詳細があります。併せてご一読を。

いっしーさん
tacarinさん

また前回の来日公演の拙記録はこちら。
蝸牛棺8"Zehlな 夜"
関連記事
スポンサーサイト

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://ganqtan.blog4.fc2.com/tb.php/18-8d03dd21
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。