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PRAMBORS BAND "Definitive Collections"

2009. . 22

PRAMBORS BAND
"Definitive Collections"
Target Pop CTP0003

所謂ポップ・クレアティフ以降~80年代にかけたロック・ポップス系の音源再発は、ChrisyeとLCLRの初期2枚以外、中々進んでいないのが現状ですが、70年代後半の音源としては久々の良心的リリース。しかもシティーポップスでありながらプログレ色も濃厚です。
Prambors FMといえば現在も"Riot on AIR"といったプログラムで若手ミュージシャンのサポートを積極的に行っている放送局。その存在感を大きくしたのが1970年代半ばにChrisyeを輩出したイヴェント、Lomba Cipta Lagu Remaja(LCLR)であることは既に御存知と思います。そして現代ポップスの潮流に大きな変化をもたらしたこのイヴェントを演奏面から支え、尚且つ独自のバンドとして活動していたのがPrambors Bandです。
Prambors FMの要の一人であるMochammad Noor Aroembinangによって結成されたバンドは1977年から1986年にかけて4枚の作品を発表しています。実は今までもLCLRと一緒にした形でPrambors Bandの音源は何度か再発されているのですが、このDefinitive CollectionはM.N.Aroembinang自身の選曲による初のベスト盤。ディレクターズ・カットと言っても良いでしょう。
メンバーはコンポーザーM.N.Aroembinangに加え、Oding Nasution (gt),Yaya Moektio (ds),Sudibyo (bs),Dondy SM (kb)、ヴォーカルにHutauruk姉妹等、Guruh GipsyやCokpitに連なるPegansaan人脈。出てくる音も必然的にシンフォニック・プログレ色が濃厚です。もっともこのバンドはあくまでもポップスバンドとして成立していた為、変拍子や複雑な展開等は一切なし。ただクラシカルな旋律や雄大なメロディー、当時としては斬新だったシンセザイザーの音色等、プログレ/アートロックのイディオムを親しみ易い形で反映しており、明らかに「そっちより」ながら聴いていて肩がこることはありません (*ブクレットでAndy Juliasも似た主旨のコメントをしています)。またLCLRを演奏面でサポートすると同時に、M.N. Aroembinang自身もL.C.L.Rの作家達やNasution兄弟らからの影響を強く受けており、音楽的にも非常に近いものとなっています。
ボーナスを除く14の収録曲は流石に古さこそ否めませんが、美しいメロディーを持つ良曲揃いで、70thポップスのファンには十分楽しめると思います。プログレ・ファンはもちろん必携。

え~、ところで、「プログレ、プログレ」と書くと「またか」と思われるかもしれませんが、そもそもPrambors FMのロゴはオランダのプログレ・バンドEkseptionのアルバムジャケットを参考にしたもの。当時は英国のビッグネーム同様にKayakやEkseption、Triumvirat等もかなり人気があったようで、やっぱりインドネシア人ってプログレ好きなんちゃう?、とついつい考えたくなります。


Prambors Band "Definitive Collection"はスンダランドでも購入可。
http://binadesa.com/store/catalog/product_info.php?products_id=1118
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