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GODBLESS "36th"

2009. . 21

GODBLESS
"36th"
Nagaswara CD NS IND 158

世の中シルバーウィークってなことで、GODBLESS。
インドネシアのロックに興味を持たれている方なら、恐らく名前ぐらいは御存知でしょうし、プログレ筋からはその初期2作のアレ加減w、で結構有名かと思います。
70年代から長きに渡り活動を続けてきた、インドネシアを代表する超ベテランバンドである彼ら、今作のタイトルは「三十六年」。長い活動歴とその存在感の割には意外と作品数が少なくて、このニューアルバムは6作目です。
さて折角ですのでGodblessの歴史について簡単におさらいしてみましょう。
アラブ系クロンチョン・ミュージシャンSyech Albarの息子、Achmad Albarは1960年代後 半から70年代初頭、オランダのロックバンドClover Leafのヴォーカリストとして活躍、そこそこの成功をおさめます。1972年、Clover LeafのギタリストLudwig Lemansを引き連れてインドネシアに帰国したAlbarはベーシストDonny Fattah Gagola、キーボーダーDeddy Dorres、ドラマーFuad Hassanのラインアップで"Crazy Wheels"を結成。これが改名されて"GODBLESS"となります。バンドは当初からかなり高いポテンシャルをもっており、世間的にも注目度が高かったようで、この頃の演奏は、Bing SlametとBanyamin Suebの映画"AMBISI"にも出てきます。

"Persembahanku"


"Free Ride"


ところがアルバムデビューに至るまでの彼らの道のりは必ずしも平坦ではなくて、Deddyの脱退に伴いShark MoveからキーボーダーSoman Lubisを引き抜いたものの、ドラマーのFuad Hasanと一緒にバイクでコケて亡くなってしまい、Nasution3兄弟が一時加入して半分Guruh Gipsy状態。その後Ian AntonoやJockie Suryoperayogo, Teddy Sujayaら現在最もよく知られるメンバーで安定、巨大なアフロで有名な1stアルバムを、1975年に漸くリリースします。
以後Abadi Soesmanを迎えてプログレ色が極めて濃厚な2nd "Cermin"、同国の若いミュージシャンに多大な影響を与えたオーセンティックなハードロックアルバム"Semut Hitam"、Eet Syahranieの加入でよりアグレッシヴになった"Raksasa"等をリリースし、1990年代初頭には一旦活動休止。1997年に復帰作"Apa Kabar"を出すものの、その後は断続的で、アルバムを出すとか出さないとか、随分とくすぶっていたように思います。

で本題に戻って今作。前作も半ば「復帰作」っぽい感じでしたが、今作は更に12年というインターバルが空いて、その間には、Yockieと仲違いしたり、Gilan Rhamadanが入ったり抜けたり、Yaya Moektioが入ったり、Abadi Soesmanが復帰したり、挙句にはAchmand Albarがタイホされたりと紆余曲折。ライブなんかもそれなりにお年を召した御演奏との情報もあり、どんな具合かと思ったら, これがどーしてなかなか。
表面的にはキャッチー且つオーセンティックなハードロックなんですが、やたらと多いリフの切り替えしや、プログレ的なゴチャゴチャした展開はやはり彼らならでは。アンサンブルも申し分なし。無理するわけでなく、それでいて溌剌とした演奏は聴いていて気持ちいいです。勿論斬新さなどは期待できませんが、オールド・スクールのハードロック・サウンドを堪能できるベテランならではの作品。一部変拍子も出てきますし、壮大な展開もあり、予定調和ながら甘さや妥協は全く感じられません。少なくとも前作の"Apa Kabar?"よりは遥かに良い出来だと思います。

"NATO (No Action Talk Only)"
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