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AKSAK MABOUL "偏頭痛と戦うための11のダンス"

2009. . 14

AKSAK MABOUL
"Onze Danses Por Combattre La Migraine"

Crammed CRAM101

聴かなきゃ/聴きたい、と思いながらもつい先送りにして随分と経ってしまうケースっ て良くあると思います。特に若い頃は少ないお小遣いを遣り繰りして、「これは絶対」 と思うものを優先しがちでした。なので質より好みに偏ってしまい、結構な数の所謂必聴盤を聴き逃しています。最近漸く入手したこのアクサク・マブールの1stも、そのうちの一つです。
中心人物の一人Marc Hollanderは、今でこそ、Taraf De HaidouksKonono No.1Think of One等 を擁するCrammed Discの主幹として、ワールド・ミュージック寄りの印象が強いですが、80年代初頭は既にボーダーレスでありながら、どちらかというとプログレ/アヴァンギャルド寄りの人物と捉えられていたように思います。勿論私自身も雑誌Fools MateやMarquee Moon等「プログレ経由」でその名を知ったクチ。ジャズロックのCOSのメンバーであること、またAksak Maboulの2ndにはHenry CowやUnivers Zeroのメンバーが参加していることもあり、その筋ではかなり評判になっていたはずです。

本題のAksak Maboulは、1977年、Marc HollanderとVincent Kenisのデュオ・プロジェクトとして始まり、6人編成のコンボから最終的にはバンド、Honeymoon Killersへの発展的解消という道筋を辿ります。摩訶不思議かつ柔軟なその音楽性は、70年代末期~80年代初頭のアングラ/インディー化したプログレッシヴ・ロックと台頭してきたニューウェーヴの両サイドから評価されていた様で、実際この1stアルバムはベルギーのラジオのオルタナチャートでもかなり上位まで上がったそうです。その実験的な内容からすると俄かには信じ難い話ですね。

ただこの1stアルバム、個人的には当時聴いた2ndアルバムのインパクトが余りに強く、中々食指が伸びませんでした。1stの評判は決して悪くはなかったのですが「ミニマルな編成」「大人しい作風」といった情報についつい後回しにしてしまい、未聴のままウン十年。
で、こんな良質の作品を今頃知ったのは悔やむべきことか、はたまたラッキーなのか。いやはや事ある毎に紹介されるだけの事はありました。

所謂アヴァン・ロック寄りの2ndに較べ、時には三文オペラ風になりつつも、ポップな現代音楽といった趣。ジャズから民謡~童謡、チープな電子音などが入り混じり、シュールな絵本のページをめくるような親しみやすさ。決して強面ではなくて寧ろ可愛らしさが全体を支配しており、ある種パンク的な2ndとは好対照です。
因みにMarc Hollanderは当時COSのメンバーだったわけですが、M1M2M7などはCOS"Viva Bomma"で聴けるモチーフがほぼ同じ形で使われているのも興味深いです。
それにしても、これ、何度聴いても飽きがこないし疲れない。また本作が生み出されてから30年以上経過していますが、全く古さを感じさせない普遍的な音楽性は名盤の名に相等しいと思います。

Aksak Maboul
http://www.crammed.be/crammed/101/index.htm

試聴/購入
http://crammed.greedbag.com/buy/onze-danses-pour-combattre-la-mi-2/?tab=description

(Amazonにもあると思う)

Crammed Disc
http://www.crammed.be/


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