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EKA SAPTA "Musical Journey of 3 Generations"

2009. . 17
1960年代のインドネシアのポップスシーンに於いて、Koes BersaudaraやZaenar Comboら と共にその名を馳せたのがEKA SAPTA
ShadowsやVenturesばりのインスト・エレキ・バンドとしては勿論、Titik PuspaやErni Djohan, Lilies Suryani,Rima Melatiといった歌手達のバックバンドとしても活躍しました。また彼 らを多方面から援助し続けたYamin(Amin) WidjajaはMusica Studioの創設者。Eka Saptaの成功が無ければMusica Studioはなかったかも知れず、インドネシアのポップスシーンに与えた影響は計り知れません。
Eka Saptaは1962年、実業家Yamin Widjajaのサポートのもと、俳優・コメディアンとして知られるBing Slamet、ヴァイオリニストのIdris Sardiらを中心に結成されました。 当初のメンバーは、Bing Slamet(ボンゴ・コンガ), Ireng Maulana(サイドギター), Idris Sardi(ベース・ヴァイオリン),Itje Kumaunang(リードギター), Benny Mustafa(ドラムス), Darmono (ヴィブラフォン),Kamid (コンガ)、の合計7人。
バンド名のEka Saptaとはサンスクリット語で"Single・Seven"の意味。元々はYamin Widjajaの経営する電気屋の名前ですが、特定のリーダーを決めずに各々が平等であるニュアンスも含めているようです。バンドは何度かのメンバーの追加も行っています。1964年にはIreng Maulana、Benny Mustapha、Idris Sardiの一時的な欠員の補充の為、Kibout Maulana(ギター), Eddy Tulis(ドラムス), Enteng Tanamal(ベース)らが加わり、更にはJopie Itemらによる"Eka Sapta Junior"なるバンドまで結成されました。
70年代以降はメンバーそれぞれが独自の活動にその主体を移して行き、バンドとしての存在は実質消滅しますが、解散したわけではなく、結成から46年を経て制作されたのが下記のアルバムです。

***


EKA SAPTA
"A Musical Journey of 3 Generations"

MUSICA MSCD-0411

オールディーズ系のリユニオンと言う事で、ありがちな緩い懐メロアルバムかと思いきや、ヴァラエティーに富んだ収録曲と予想以上にしっかりした演奏で中々コレが悪くありません。 タイトルの「3世代」とはメンバーとその子供達。60年代のオリジナルメンバー群を第1世代、Jopie Itemの所謂「Junior」のメンバーを第2世代、そしてその子供達を第3世代と位置づけています。 制作の中心になったのはギタリストのJopie Itemで、他に演奏者として参加しているのはIdris Sardi、Benny Mustafa、Kiboud Maulana、Ireng Maulana。
10曲中、6曲のヴォーカル曲は「第3世代」であるメンバーの子供達が歌を担当。Jopie Itemの娘であり、ポップシンガーとしても既に有名すぎるAudyは勿論、Benny Mustaphaの息子Ali、Ireng Mauranaの娘Andrea、Bing Slametの孫娘Karis、更にはIdris Sardiの息子で、最低男を演じさせたら最高の俳優Lukman Sardiもなかなかの歌声を披露しています。これらのヴォーカル曲は確かに緩いのですが、ノスタルジアを誘うというより、むしろオールディーズ・スタイルのモダンポップという雰囲気。恐らく「子供達」の起用がこうした新鮮味を加えているのでしょう。
インスト4曲はEka Sapta本来のテイストで、手堅い演奏を聴かせます。特に当時の「エレキ・サウンド」を忠実に再現している"Gambang Suling~Tirtonadi"のメドレーは白眉。またIsmail Maruzukiの"Jauh di Mata"はIdris Sardiの特異なヴァイオリンをフィーチャーした謎のサイケデリック・ブルースと化しており、もしかしたらコレが一番の聴き所かもしれません(笑)。

因みに本作にはVCDがおまけについていて、当時の様子や共演した歌手達のインタヴュー等、非常に興味深い内容になっており、このVCDだけでも価値があると思います。

"Kau Harapanku"


少しだけ関連しているエントリー↓
インドネシア音楽の歩み 1950~2000@Tembang.com
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