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Jakarta Rock Parade 観戦記(3)-Lain, Discus, Andy Tielman-

2008. . 02
初日後半編。
■Lain
Ucok AKA & Terapyを見終わった後、Andy Juliasに「次はLain見るよ」というと「Lain?・・もう解散したハズだよ」というのでプログラムを見せると「ホントだw」。
予定ではDiscusと被っていた為諦めていたのだが、Discusの時間変更に伴い見られたのはラッキー。

以前触れたように、LAINはAksara Recordsを中心とするジャカルタインディーズの核となるメンバーで構成されており、2000年代前半に活動した後一旦休止。後にZeke & The Popo(ZATPP)として活動するKhaseri "Zeke" GumlarとIman Fatah、 SoreのドラマーBemby Gusti、フィルムスコアのコ ンポーザーとしても活躍するAghi Narottama、・・・といった強力な布陣だ。余談だがAghiはShadoks再発のSharkmoveのミキシングにも関っている。

Park Stageに移動すると、演奏は既に始まっており、オーディエンスもそこそこの人数。今現在の旬のミュージシャンが集まっているだけあって、バンドとしても非常に花がある。哀感のあるメロと疾走感、ZATPPを軽快にした多少Shoogazer気味の楽曲は、やはり魅力的。演奏も盤石で、特にBembyのドラミングがソリッドなのには驚いた。リズムに緩さのあるSOREとは大分印象が違う。大音量での演奏故、独特の寂寥感はスポイルされているものの、ロックバンドとしてのカッコ良さは際立っている。
演奏時間40分程度で終了。アルバム一枚のみで一旦終わったバンド故、レパートリーに限界があるのは致し方ないが、ZekeのMCによれば「現在新曲を用意している」とのこと、ZATPPの勢いにのってこちらも完全復活してくれると嬉しい。
因みに終演に際しては日本語で「どもありがと」。日本のアニメから頂いたバンド名故?
ただ「この後Bembyの居るSOREもやるので宜しく」と言ったにもかかわらず、SOREのステージがキャンセルになったのは残念。
⇒Myspace


■Discus
で、いよいよDiscus。今までライヴを見る機会が無く、正直このためにJRPを見に来た、と言っても過言ではない。勿論彼らのファンである、と言うことは一番の動機だが、2ndアルバムに見られた圧倒的な構成力と演奏力が、どの程度ライヴにて再現可能かどうかは未知数であり、其れを確かめたくもあった。

さてライブに先立ちAndyから、ベースのKiki Calohが既に退いていることを知らされた。Kikiとは2ndの日本盤リリースの際には随分とやり取りし、個人的にも親近感があったため少し残念だったが、現在はAndyのバンドMakaraのベースも務めており、職を持ちながら2バンド兼任はキツいのかもしれない。ただバンドとの仲違い等は勿論無く、今日も会場に来ているそうだ。

LAINの終演後、インドア・ステージに行くと"System Manipulation"が丁度始まったばかり。レコメン風変態ジャズロックからメタリックなパートは想像以上の大爆音。はっきり言ってカオス。要はPAが全然ついていってないのだ。ましてや楽器数の多い彼等の事、演奏の確かさはかろうじて確認できるものの、聴覚的にはなんじゃこりゃ状態。これでは演る側も聴く側も不幸だ。にもかかわらず予想以上に集まったオーディエンスは相当盛り上がっていてる。しっかりファンがついていたのねw。
2代目ヴォーカリストのYuyunはかなりの技巧派。先代Nonnieに全くひけを取らないばかりか、民謡的な唱法にも長けており、しかも踊れる。彼等の音楽性を、よりディープに拡張する可能性をもたらしている様だ。

2曲目は新曲の"Dark Land Scape"。恐らくKikiの曲。アヴァンギャルドなヘヴィーロックにフロント3人のラップ風のヴォーカル、現代音楽風の中間部。相も変わらず奇妙さとカッコ良さの共存は彼等の十八番。Kikiの後任ベーシストAdhi Darmawanは譜面と睨めっこの演奏だが、ジャズ畑ではトップクラスのミュージシャンであり、複雑怪奇な曲をそつなくこなしている。

ここでYuyunのMC。
「ホントは2曲だけの予定なんだけど、どうする?・・もっとやる?」

観客のやんやの声援に応えて3曲目は"Breathe"。サックスのAntoの爆笑ヴォーカルもナイスだが、もっと面白いのがIwan。最初はギター持たずに登場、ステージ上をゴロゴロ転がりながら「アーッ!」「アーッ!」「アーッ!」(以下やらないか禁止)。正直スタジオ盤ではやりすぎの印象もあったが、ここまでやられると納得w。

で、3曲終えて再びMC。
「・・・もっとやる?」

会場の大歓声に応え、最後は1stから"Contrast"。今までのライヴ同様、ヴォーカル入りヴァージョンだが、Yuyunの民謡唱法で演歌度は益々アップ。メンバー全員のソロ回し的要素+トラッドの引用という「わかり易さ」も手伝い、ライヴの締めとしては申し分ない。

⇒Official Site
⇒1曲丸ごと試聴(Prog Archive)


■バックステージへ
終演後、Andyに導かれて我々日本人組はバックステージへ。Iwan HasanやFadhil Indraらと挨拶、ちょっとした雑談。メンバー皆笑顔だ。Cinta KecilさんがIwanに聞いた所によると、どうやら新アルバムの年内発表は無理そうとの事。
少しするとKiki Calohが登場。彼は開口一番「新曲どうだった?」。で「音が割れちゃって聴き取り難かったけど良かったよ」と正直に述べる。確認し忘れたのだが、やはり"Dark Land Scape"は彼の曲なのだろう。又ドラマーのHayunajiとも初めて挨拶。彼は偶然、勤め先の現法社員と学友であり、その話を少し。

***


そうこうしていると、いつのまにやらMさんたちはUcok Harahapと談笑しているではないか。思わずこちらも便乗して一緒に記念写真を撮ってしまう。
そこでCinta KecilさんからAsian Rock Risingの放送用に肉声を録りたいとのリクエスト。で。

「あの、Ucokさん、実は彼、日本でCDのネットショップやってまして、インターネットでストリーミング放送もやってるんです。それで出来れば何かメッセージを頂けないでしょうか?」
「・・・・・」
「あのポッドキャストというか」
「・・・・・」
「あの、ラジオみたいなものです。で、是非肉声を・・・」
「あ、そういうことならね、明日ホテルに来なさい!DVDあげるから。TVRI(国営放送)のやつ。」
「・・・よ、よろしいんですか?(汗)」
「構わん構わん、但し必ず12時前にね!・・・あー彼にホテルの住所教えてあげて」

DVDは音声放送には使えないが( 笑)、宿泊先に来て良いというのは勿怪の幸いなのか、話がこじれてんのかww。
いずれにせよ翌日Ucok翁に再会できる確約が取れてしまい、意味不明の興奮が冷めやらないのだった。


■Andy Tielman
本日のトリは伝説も伝説、当年とって70歳のAndy Tileman。前の文脈から行くとなんだか「お爺さんオンパレード」みたいだが、そういうことではなくて、ホントに伝説のロカビリーギタリスト。詳しくはこちらのエントリー参照の事
ステージ上に現れたAndy Tielmanのスラリとした容姿は「年齢を感じさせない」どころか、クールそのものだ。オランダからやってきたTielmanはMCで祖国、インドネシアへの愛を語り、生まれた国にささげるバラードから、まず歌い始めた。朴訥とした曲だが、陳腐さを全く感じさせない説得力。長年に渡るミュージシャンとしてのオーラがそんな感じを抱かせるのか。そして2曲目から本領発揮のロカビリー・チューンへ。バックには当地の若手のミュージシャンを従えているが、Tielman自身の演奏も極めて安定しており、存在はかすむどころか輝くばかりだ。



***


だが残念ながら、12時を回り、この時点でこちらの体力も限界。またRockindさんはこれから(!)ElpamasのギタリストTotok Tewelに会う約束をしている為、この日は後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした。

(続く)
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